第9章 こたつでBirthday 2
サトくんのママに手伝ってもらいながら、白いチョコの上に、緑のチョコペンで文字を書いていく。
たったの二文字なのに、僕にはとっても難しくて…
カ「これ、なんて書いてあるか読めないよ…」
僕はちょっとだけ悲しくなってきた。
でも、サトくんママは言ってくれたんだ、
サトくんママ
「あのね? 気持ちが籠ってれば、和くんのパパならきっと分かってくれるわよ? 大丈夫(*^^*)」
僕の頭を、柔らかい手で撫でてくれた。
ママの手って、暖かいんだな…(o´艸`)
サトくんママ
「で、智は何かいたの?」
サ「ふふふ…、シャンタさんのお顔(o^^o)♪」
サトくんの茶色いチョコの上には、赤や白のチョコペンで、サンタさんのお顔が上手に書いてあった。
カ「うわぁ、凄いやサトくん!」
それにくらべて僕は…シュン(´._.`)
サトくんママ
「さ、後はケーキの上にデコレーションしていきましょうね?」
テ、テコレチョン‥σ(๑• . •๑)?
何のことだろう?
大人って、ほんと難しい言葉いっぱい使うのね?
サトくんママ
「和くんのパパは、フルーツは好きかな?」
カ「うん。よく食べてるよ」
サトくんママ
「そ? じゃあ、フルーツいっぱい飾りましょうね」
僕はイチゴやオレンジ、パイナップルにキュウイを、ケーキの上に乗せて行った。
サトくんママ
「二人とも素敵なケーキが出来たわね。さて、そろそろ翔くんと潤くんも来る頃ね?」
サトくんママが言ったその時、ピンポ~ンが鳴った。