第1章 こたつ、出しました
「もう本当にいいから…ね、智?」
和が半ば強引に僕の口から自身を引き抜く。
「…どうして? 気持ち良くなかった?」
「違うよ。気持ち良かったよ?」
僕の前髪を和の手が掻き上げる。
「じゃあどうして…」
「あのね? 智のココに入る前に出ちゃったら勿体ないでしょ?」
言いながら和の指が僕の後ろのお口をツンツンと突っつく。
「…あっ…」
思わず漏れてしまった声に、僕は慌てて口を手で塞いだ。
だって僕の声じゃないみたいなんだもん…(๑////๑)
「ふふ、いつまでそうしてられますかねぇ?」
和が僕の上から身体をずらし、僕の両足を大きく開いた。
腰の下にクッションを宛がわれると、僕の腰が少しだけ浮き上がる。
やだぁ、これって丸見えじゃん…Σ(///□///)
そしていつの間に用意したのか、ローションを手に垂らすと、それを両手で擦り合わせた。
「気持ち良くなろうね? 一緒に」
ローションを纏った和の指が僕の下のお口の周りをクルクルと撫でる。
それだけで僕はもう…
「智のココ、ヒクヒクしてるね?」
言いながら僕の中に和の指がツプンと音を立てて突き入れられた。
「んん…っ…」
「痛い?」
痛くはないけど、何度してもこの感覚だけは、どうしても慣れることはないない。