第8章 こたつでプゼレント製作中
カ「はぁ…」
サシジ『?????』
みんなが僕を見た。
カ「あのね、パパお仕事なんだって…。だからお誕生日会できなくなっちゃったの…」
サ「お仕事、おやすみならないの?」
そrができたら僕だって…
シ「サトくん、それは無理だよ?」
サ「どうして?」
シ「大人には大人の”ジョウジ”ってのがあってね?」
”ジョウジ”?
それ、なぁに?
シ「”ジョウジ”ってのはね、つまり”ツゴウ”ってことだよ?」
さすがショウくん、難しいこと知ってるのね?
サ「大人って、めんくさいのね…」
うん、ほんと大人ってめんどくさいよ…
ジ「じゃあさ、カズくんが病気になったら? そしたら、カズくんのパパお休みにするんじゃない?」
えっ、でもそれって…
ジ「たとえばさ、お腹いたいとか…」
サ「カズくん、イタイイタイ可哀そうよ?」
シ「あのね、ジュンくんが言ってるのは”キビョウ”を使うってことだよ」
”キビョウ”?
シ「噓の病気になるんだ」
嘘で病気になるの?
それって難しいのかなぁ…?
でも…、
カ「やっぱり噓はダメなの。パパが言ってたもん。噓は悪いことだ、って…。それに噓をつく悪い子のお家には、サンタさんも来てくれない、って…」
パパ、言ってたもん…