第7章 こたつでデリバリー
潤side
名残惜しそうに俺のズボンの裾を掴む和也さんに、俺はとっておきの”置き土産”をしていくことにした。
ポケットから取り出した紫色した”ソレ”は、俺の手の中でブルブルと震える、なんとも可愛いやつなんだ。
ここだけの話だが、実はコイツは俺の愛用品でもある。
コイツを仕込んで、自転車に乗って出前に出るのが、俺の密かな楽しみでもある。
ソイツを、今日は特別に和さんにレンタルしようじゃないか。
でも待てよ?
いくら何でもローションなんて…ないよな?
う~ん、仕方ない…
俺はソイツを口に含んだ。
唾液をたっぷりと纏わせるように舐め舐め…
これくらいでいいか…
俺はソイツをペッと口から出すと、和さんの秘密基地に押し当てた。
「あぁ…んん…」
和さんの秘密基地が、小刻みに震えるソイツを飲み込んでいく。
うわぁ~、うわぁ~Σ(///□///)
すげぇ…!
全部入っちまったよ…(//∇//)
和さんが苦しそうに顔を歪め、身体を仰け反らせる。
「俺、行かねぇと…。あとで来るんで、それまでソイツを預かっといてください。
床に寝転んだままの和さんに言い残し、俺は大急ぎで和さんの部屋を出た。
何か忘れているような気もしないでもないが、いまはそれどころではない。
早く戻らないと、店長に大目玉食らっちまう…。