第1章 こたつ、出しました
あれよあれよという間に僕のTシャツは剥ぎ取られ、和のぽってりした手が僕の首から肩にかけてスルリと撫でた。
僕はそれが擽ってくて、思わず肩を竦めた。
「寒い?」
僕の上に跨った和が首を傾げる。
「ううん、大丈夫」
和の言う通り、ヒーターのお陰で寒くはない。
けど…
「ねぇ、やっぱりお部屋で…」
「ダ~メ。また布団汚したらどうすんの? それにさ、アンタはさっき出してスッキリしたかもしんないけどさ、俺、まだだぜ?」
そうだった(;^_^A
僕はさっき自分でシタから、それ程溜まってないけど、和は…Σ(・艸・*)
「いいよ。ココでしよ?」
…って、僕何言っちゃってんの?(ฅωฅ*)
和の史上最高に悪い顔を見た瞬間、僕は自分の言葉を後悔した。
「では、遠慮なく♪」
「えっ、あ、違っ…んんっ…!」
弁解の余地もなく僕の言葉は和の唇に塞がれてしまう。
お互いの舌の感触を確かめるように舌を絡め合うと、唇の端から唾液が溢れ出した。
「ふふ、智ってばや~らし…」
突然離れてしまった和の感触が恋しくて、僕は舌先を唇の隙間から覗かせる。
「もっと欲しいの?」
ちょうだい?
もっと、ちょうだい?
僕が小さく頷くと、和の手が僕の顎を持ち上げ、だらしなく開いたままの僕の唇をペロリと舐めた。