第6章 出会い【ラビ】
ジェリー「あの時は、あ~とかう~、ってうめき声を
必ずあげてから話しだしてたわねえ(にこにこ」←懐かしがってる
ラビ「へ~。俺もたまにあるさ。
話し出しにくい時、特に」←昨日恵土にされた
ジェリー「そうそう。
その割に話し出したら止まらなくてねえ。前は2時間ほど話したわ」
ラビ「俺は3時間話したさb」ビシッ
ジェリー「あら。初対面でそれはすごいわね。
神田に出会う前までは
自分以外には壁を作ってるって感じだったし
必ずどこか警戒っていうか、ある程度気を張っててねえ…
けど、過去は変わらないって割り切ったらしいのよ。
でも、その当時に抱いた感情だけは変わらないから
フラッシュバックを起こした時は
どうしても、それとの戦いになっちゃうんだけどね…
誰しも、どうしても忘れられない傷があったり
怖さに負けたりもするけれど、それは自分もまた抱いてるものだって解ってるし
それでも…
それ以外の世界なんて、関わる機会与えられなかったし
半ばあきらめて、投げ出しながら生きてた時もあったかもしれないけれど…
誰かが苦しんでるのを見ると、苦しいんだって
誰かが疲れてたり、しんどそうだと助けたいって思うんだって
それが人として本当に大事なんだろうけれど
それを普通だって行動に示しちゃう子なのよ^^」
ラビ「へえ…」微笑
やっぱ…
あの時見せた、穏やかな表情って本物だったんだなあ。
そう思いながら、肘をつきながら話していると…
ジェリー「自分には、それぐらいしか出来ないからって言ってたけれど…
それに、本当に救われている人もいるって励ましたら…
本当に、嬉しそうに顔を赤らめながら笑ったのよ^^
前だって肩たたきから
腕もみからヘッドスパまで50分もやってくれたわ。
おかげで体がすっごく軽い」
ラビ「マジで!?;」
ジェリー「マッサージ師とか勧めたんだけど断られたわ。
ただの奉仕活動で無料でやるからこそ、意味があるんだって^^
あの子、そういう所あるから」微笑
ラビ「はー。何か聞いてて和むさあ♪」にこにこ
ジェリー「そうなのよ♪」にこにこ&るんるん
そういった話は、聴いていて悪い気はしなかった。
ちゃんと
あんだけ傷を負っても、前に進もうと頑張っている話だったから。