第2章 プロローグ【実験】
それから…
眠りにつく直前、事件は起こった。
父「にしても、こんな所で寝るとは;」
母「仕方がないでしょう?ここしかないんだから。
ベッドがあるだけマシでしょ?」
恵土「ほうほう。ベッド(ぽんぽん」
母「くす)恵土はベッド初めてよね^^」
父「布団は日本人街から持ってきたものだしな(微笑」
母「…そうね。
イノセンスに選ばれているって解るまで、ずっと暮らしてたものね」
父「結婚して、一緒に暮らして、恵土を身ごもって…
そして…
出産してから1歳まで育ってから、エクソシストになった」
母「私が先に元帥になったわよね」
父「そうそう。
先を越されて、悔しかったっけ^^」
恵土「…幸せ?」
父母『…』
その問いに、二人は顔を見合わせてから
ぷっと、吹き出すように笑い合った。
父/母『幸せだ!^^/幸せ!^^』
そして、同時に答えが返ってきた。
恵土「ぱあ)…私も!^^//」
それが嬉しくて、私は笑っていた。
そんな時…だったんだ。
いきなり…
アクマが、襲い掛かってきたのは……
いや…
アクマじゃないって、薄々だけど解ってた。
だって…
殺された両親に、アクマウイルスは全くなかったから。
それが、アクマに扮した「鴉(からす)」だということに
私は気付いた。
だって、札やら何やらを使うやり方はそれだって
教わっていたから。