第2章 プロローグ【実験】
そして…
私は発動してみせることにした。
父と母のイノセンスを、同時に……
臨界点突破まではいかなくとも、出来ていた発動に対して
ルベリエ「素晴らしい!!//(くわっ!!」
恵土「いやあああ!!;」
一瞬で詰め寄ってきた顔のドアップに、私は耐えられなかった;
ルベリエ「今までにこんな事例があっただろうか!?
いや、なかった!!
血縁者での実験していたが、そのようなこともない!!
君こそが未来の希望だ!!」らんらん
そう興奮気味に、高らかに叫ばれる中
恵土「意味わかんないし怖いよお;」ぶるぶる
母「あ;
怯え切ってますので声を鎮めてあげて下さい;」
そうして、怯える私を母は抱き上げてくれた。
ルベリエ「あ、ああ。
すまない(ごほん)
(だが…
これで、より強力な力を生み出せる可能性が出てきた(にたあ」
恵土「不気味いいいいい;」
母「落ち着いて;」さすさす
父「俺の腕の中に飛び込んでおいで(にっこり」両手広げ
恵土「パパはヤ」ぷいっ
父「うわああああああん;」
母「あなた!!;」
雰囲気も何もあったもんじゃない;
まさに「ぶち壊し」である;
といっても、今までの常識も破ったという意味においてであるが;
ルベリエ「とにもかくにも…
今日はもう遅い。
今夜はここに泊まりなさい(微笑」
父母『ありがとうございます(ぺこり』
恵土「ちょびひげさん、ありがとう^^」
父母『!!!・・;』
ルベリエ「ちょび?;」
上機嫌に見えたその人に、手を振って礼を言うと…
両親は真っ青通り越して真っ白になって固まり
その人は呆気にとられながら呟き
ばたあん!!
最後には両親がぶっ倒れた。
恵土「どしたの?パパ、ママ」きょとん
ルベリエ「…子供は苦手だ;」ぼそり
父「生きてく心地があああ;」
母「怖い;」どきどき
後に知ったが、生きた心地がしなかったらしい。