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第0使徒【D.Gray-man】

第2章 プロローグ【実験】





恵土「パパ…ママ…?」

その二人は、もう答えることはなかった。


私は…

ただただ泣きじゃくって、感情の奔流に身を任せていた。



その直後、二人を殺したアクマが襲い掛かってきた。



恵土「うわああああああああああああ!!!!;」


そして…

絶叫と共に、眩いばかりの光が私から出た。



それに、両親のイノセンスと

父親が持っていた、もう一つのイノセンスが共鳴し


反応(光)を示した。



その光は部屋を一瞬で包み込み


瞬く間に、札などの力も玉砕させ

鴉を撃退した。



無傷になるように、自身の意思を汲んだ状態で…




それに再び…

所変わって、その映像を見ていたルベリエは興奮していたらしい。


イノセンスの力を引き出し、自在に使えていると――




そして私はほどなくして

両親に縋りついて泣きじゃくっている中、強引に引きはがされて


ルベリエと、側近の人たちに連れられて行った。



ヘブラスカの間に…




恵土「!!

人?」


そこで見たのは

「聖女」と呼ばれる、イノセンスの番人だった。


黒の教団設立時から所属する

人と蛇を融合したような巨大な外見をもっている、女性エクソシストのようにも視えた。



ルベリエ「ヘブラスカ…

こいつの中に、イノセンスを入れてくれ」


恵土「へ?」


その言葉の意味を、私は当時理解できなかった。



ルベリエ「きっと、もっと強靭に力を引き出せるはずだ!」

ヘブラスカ「…これ以上は」
ルベリエ「やれ!!命令だ!!」


有無を言わさない表情とそれに…



ヘブラスカ「…」


ヘブラスカは、黙ったまま

私の左右の手、両足を取って、掲げるように上げた。


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