第6章 出会い【ラビ】
それから…
団服の採寸に付き合わされて
見舞いに行くと……
神田「ぎんっ!!)…」ゴゴゴゴゴゴゴ
すっげえオーラ…;
神田「なんだ?(ぎらり」刀構える
ラビ「見舞い!!;ただの見舞いだから!!;」
好みのタイプ聞こうとしたけど隙間ねえ!!;
「…『癒やしの旋律』」ぼそ
じゅうううう
ラビ「え!!??;」
神田「ちっ」
がたっ
神田「また勝手に力使いやがったなこのバカ!!」
ラビ「へ?・・;」
初耳なんですけど!?;
その後、聴いた話によると
『建物(無生物の場合)なら、復元できるし
力を送る対象が生きている場合なら、治せるけど…
ウイルスが全身に及ぶかなどして
死んでいては、決して治せず蘇生できない』らしい。
おまけに霊感体質で、アクマかどうかを見分けられる。
正確には感じ取ってるらしい。
ラビ「…チートじゃん;自分も治せるんだから;」
神田「黙ってろ。
こういう具合が悪い時は無理なんだよ。自分以外は」
ラビ「あ、そういう縛りがあるんだ;」
そう恵土に呼びかけてたけど
無論、応答はないままで…
神田「次の仕事に行ってくる。
手ぇ出すんじゃねえぞ、ウサギ(ギロッ!」
ラビ「眼光こえぇさ…;)
はい;っていうかラビです;」
神田「…ちっ」
ラビ「その舌打ちは何!!??;」
そう舌打ちしながら去ってくのを見て
冷や汗がだくだくになった;
でも…
ベッドでスヤスヤ寝てる恵土を見てると…
なんか赤ん坊の寝顔みたいで、すぐ和んだ。
そん時、独占しようとする気持ちがわからないでもない気になった。
守りたかったんだよなあ、きっと…