第2章 プロローグ【実験】
『ふう。
やっとちゃんと話ができる』
そんな声が、どこからか聞こえたような気がした。
ルベリエ「で…
見せてもらうために、こんな幼子まで呼んだわけだが…
実際の所、どうなんだね?」
母「…はい、間違いありません」
父「ですが、私たちも変わらず使えています」
ルベリエ「ふむ。
素晴らしい(にっこり」
あ、やっと笑った。
恵土「でも邪悪な笑み」
『しいいいい!!!;』
ルベリエ「邪悪?;」
母「いえいえ、何でも^^;」汗
父「静かにしような静かに;」滝汗
恵土「?
…;」
何で両親から口に手を当てられなきゃいけないんだろう…;
余計な口を挟ませないためだと気付いたのは
それよりも大きくなってからだった。
ルベリエ「では実際にやってもらおうか。
できるかな?^^」なでなで
恵土「気持ち悪い」訝し気
周囲『こらああああああ!!!・・;』
血の気が引いたようで
みんなは真っ青になりながらゼイゼイ言っていた。
何がそんなに怖いんだろう?
母「すみません!;
この子は思ったことしか口に出せなくって!;(ぺこぺこ」
ルベリエ「なんのフォローにもなっていないんだが?(若干怒」
父母『すみません!すみません!!;(ぺこぺこ』
恵土「???
状況がさっぱりわかんない」
↑
その当時、立場というものをまったく知らなかった。