第5章 出会い【リナリー】
そんな下らないランキング勃発頃、千年伯爵は…
レロ「…それより、何で
あの子に目を付けたレロ?
たった13歳ぐらいに見える子供レロよ?」
伯爵「ふっふっ…
たまたま、偶然でしたが……
あのことは、一度会ったことがあるのですよ(ハート」
レロ「ええええ!!??;
じゃあなんで倒しておかなかったんレロ!!??;
元帥レロよ!?」
伯爵「うっふっふっ♪(微笑&両手あわせ)
それもそれで…
決して、無理なんですよ。
あの子は、とても優しかった。
あの人みたいに…」
レロ「レロ?」首傾げ
伯爵「6年半前…
私は、気分が悪そうに道端で跪いた時
恵土「大丈夫?」
そう心配そうに聞いてきたのが、彼女でした。
でも…目と目を合わせた瞬間
一瞬で解りましたよ。
この子は……
あの人なのだと――
当時は、クロス元帥がいたから
あまりずっとは見れませんでしたし
逃げ回られてばかりで
一緒に過ごす時があまりにも短すぎましたが
驚くべきは実年齢が11歳なのに7歳の身なり;;
まさか黒の教団に捕らえられていようとは;;
さぞかしひどい実験を(しくしく」
ハンカチを噛みながら、涙を流していた。
レロ「え?;あの人って誰レロ?」
伯爵「…
私を、愛してくれた人です。
いえ、もともとは…
この世界を作り出した、『始祖神』でした。
ですが…
彼女は、人と共に暮らすことを選びました。
神としての力を全て
人の平和な生活に役立てるようにと、カケラにして降り注いで…
しかしそれらで、人間どもは愚かにも争いを始めてしまった(びりびり」
レロ「!?;伯爵たま!?;」汗
千年伯爵は、そう言いながら
憎悪を露わに、噛んでいたハンカチを破り出していた。