第5章 出会い【リナリー】
蓮根は地下茎だと説明すると
やはり大事だと、それを守ることにした。
そうして、まずは鉄の棒を十字に
一個ずつ水の中で茎などに触れないように、組み合わせて繋げていって
それから網も同様に完成させてた頃…
神田「…何やってんだ?;」訝し気
リナリー「あ、神田」
神田「ここに蓮があるのか?」
『本当に栽培してたのか』ふっ
そう言いながらも、神田は少し笑っていて…
リナリー「うん。
元帥が、どうしても復活させたいんだって…
『大切な、想い出の場所だから^^//』って
とても嬉しそうに話してた^^」
そう言いながら、笑っていると
神田「ちっ。
あのバカ、まだ気にしてやがんのか」イラッ
リナリー「?何を?」きょとん
神田「いや…こっちの話だ。
(…また、俺が喜ぶ顔が見たいだなんだというつもりだろ。
あのバカらしい(微笑」
リナリー「じー)…」
神田「?;」
そう、ふっと溜息を零す神田を見て…
心底、恵土元帥が好きなんだと解った。
だって…
恵土元帥を見る眼は、どれも優しかったから。
恵土「やっと完成だー!!」ぶはあっ!!
リナリー「あ、お疲れ様!^^」
そう言ってタオルを差し出すと
神田「何やってんだ、こんなとこで」
恵土「あ、ユウ!
蓮復活だよ!葉っぱ見て!!」にこにこ
そう嬉しそうに指さしながら笑った。
神田「……」
どんっ!!
でも、神田は…
どっぼぉん!!
恵土「ぶはあっ!;いきなり何すんの!!;」←突き飛ばされた
神田「よくやったじゃねえか(黒にやり」はっ!
腕組みしながら元帥をどや顔で見下ろしていた;
彼なりに褒めてるつもりなんだろうけれど;
逆に、その態度で神経を逆なでしちゃうんじゃ?;