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第0使徒【D.Gray-man】

第4章 出会い【ユウ】




フロワ「気を狂わせたよ。

悪夢として、フラッシュバックで見て…


人間を憎んでる。



でもね…

その目の前にある人が示した「優しさ」から、目を背けられない優しい子なんだ。


勝手に決めつけて、殺そうとは出来ない。



でも……

その実験の凄まじさ故か、その感情に埋め尽くされた時


涙を流しながら、殺そうとしてしまう。



目覚める度に電流を流され続け

意識を失って、覚めて、繰り返され続けた時が……


彼女を、狂わせてしまった」


……



俺には、アルマがいた。


完全に治り切るまで、実験は中断されることもあった。



考える時間も、話す時間も、食べる時間もあった。




だけど…あいつは……


たった一人で、絶え間なく続く実験と…

戦い続けていたのか?



あの苦しみを、永遠にも近い感覚で…

一人だけで?



(イノセンスと無理やり同調させられ

血を吐き出し、ぼろぼろになる感覚が思い起こされる)



意識がなくなるまで

目を覚ました瞬間から、ずっと?


話す間も、考える間もなく?




フロワ「ユウ君…

僕らじゃきっと…
話し相手にはなれても、理解者にはなれない。


きっと、あの子の心は…

根底では
人に対する疑念や恐怖心だけで埋め尽くされている。



あの子の心を、救ってやってくれないか?」



神田「は?」

フロワ「頼む」ぎゅう


両手握られても知らねえよ、そんなの。




でも……


あの苦しみは、よくわかってた。



痛いほどに…



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