第20章 終焉
ロード「飲まれちゃ、ダメだよ。
大丈夫…ずっと、こうしてるから」ぎゅうう
その言葉と共に、ロードは
飛び起きた恵土の上に飛んだまま、優しく抱き着いてきた。
恵土「…っ;
ひっく…;
トゥルー様…好きだったんだ。
大好きだったんだ!!
あの日々も!
日常も!
あの人の慈しみも!!
…あの人、だけだったんだ!!
それまで…誰も、いなかったんだ!!
なのに…(怒震)
なのにいいい!!
よくもおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!・・」
目は血走り、ただただ叫びまくっていたらしい。
喉がかれるまで、それは続いた。
記憶を覗いてから、再び元に戻るまでの数分…
ロード「涙)…大丈夫。大丈夫だよ」なでなで
千年公「うんうん;(しくしく」
ロードは優しく抱き着いたまま、頭を撫でてきて
そのすぐ隣では、千年公がハンカチを片手に泣いていた。
ティキ「戻って来い。
ずっと、待ってるから。安心して、戻って来い」
そう言いながら、反対側から抱き締めてきた。
その中に…
俺は、ジョイドを感じた。
そして…
トゥルー様も、すぐ近くに感じられた。
自分の中にいると解ったのは…
数分も要さなかった。
ちなみに、その間
デザイアスが、エクソシストたちを動けないようにしていた。