第20章 終焉
いや…
俺が護るんだと、想ってたんだ。
今度はって…
たった一人、護ろうとしてくれた存在…
それを、俺が護るんだって……
トゥルー「まだまだ弱いものね、ラースラは^^」頬をつつく
組み手をしてて思った。めちゃつぇえ!!;
ラースラ「むー)絶対に護るから!」
トゥルー「ええ^^」
第0使徒、ノアである俺たちを生んだ存在。
と同時に、俺達を護り続けてくれた「大切な恩人」…
トゥルー「楽しみにしてるわね^^」
決して、バカにしていない。
そんな態度でぶつかってくれることに…
ラースラ「うん!^^」
俺は、笑って頷いた。
嬉しかったんだ。
あの人のような存在が、人間の中にもいたんだって…
この世界も、捨てたもんじゃないって……
あの人に出会うまで…俺は……
人間なんて
ひどい奴ばかりだと思ってたんだ………
トゥルー「いやよねえ。
男の子って、すぐ背を抜いちゃうんだもの(ぷんぷん」
少し不満げにむくれるあの人が、可愛らしかった。
18歳になって、背を超えた俺に対して
必死に両手で
トゥルー「えいっ!えいっ!」
そう言いながら
何度も近くで跳び上がり、上から頭を押してくるのも…
ラースラ「あははっ^^
痛いよ、トゥルー様//(微笑」
全部、大好きだったんだ^^
誰よりも愛おしくて…
愛らしく、感じていた。
この人と、結ばれたいって思ったんだ。
でも…
あの人が愛したのは、別の人(ジョイド)で…
あの人を殺したのは、この世界だった。
だぁん!!
突如として響く銃声、その真意は?