第20章 終焉
俺は…
居なくていい存在じゃなかったんだ。
ここに居て、いいんだ。
初めて、そう思った。
何年かぶりに、家族に触れる温かさを思い出した。
その身に、味わった。
「ラースラ^^」
「トゥルー…様//」
「様なんて付けなくていいのに^^(くすくす」
「いや、だって…(ごにょごにょ」
口元をおさえながら笑うあの人は、いつものように…
太陽のように、目を細めながら笑ってくれた。
それから過ごす日々は…天国だった。
とある日、丘の上で
俺たちは、追いかけ合っていた。
「ほら、ラースラ^^」
「待ってよ!(微笑」
いきなり走り出す女性…
俺を助けてくれた、唯一の存在。
トゥルー様を、俺は追いかけた。
恵土「待ってよ、トゥルー様(微笑」
ロード「飲まれ始めてるね」
寝言で呟く恵土を覗き込みながら、一言呟いた。
「あははは^^♪」
「待て~!」
「おいで^^」手を伸ばす
「ははっ^^」手を伸ばす
互いに向けて伸ばし合う手と手…
そして、どちらともなく
互いの手を取り合おうとした、次の瞬間
ラースラ「t
「トゥルー!」
トゥルー「ぱあ)ジョイド!」
ラースラ「は!?・・(ぎろっ!」振り返る
二人きりの幸せな時間がぶち壊された!(怒)
トゥルー「くす)あなた、結婚はいつにする?//(にこにこ」
ジョイド「なっ!//
それはまだ早いだろ//(ごにょごにょ」
ラースラ「むぅ~~~!!!!!)…」
頬が、瞬く間に膨らんでいって…
早い話が、ぶんむくれていた。
トゥルー「くすくす)お顔が真っ赤^^//」
ジョイド「お、お前だって//」
未だにそう話し合い続ける二人に
俺の苛立ちは、最高潮に増していって…
げしっ!!!!
そんでもって俺は、その男が気に食わなくて
力いっぱい、ジョイドの足を蹴飛ばしてやった。