第20章 終焉
ロード「ノアとは、神に選ばれし者。
人類最古の使徒である「ノア」の遺伝子と記憶を受け継ぐ超人達。
全部で13人存在する。
そして僕等を選んでくれた神
始祖神、トゥルー様。
僕らは、家族のように育った。
イノセンスの影響で力を得た人間
その争いが増え、巻き込まれていったことから
この世が地獄に変わった。
戦火に焼かれ、消えていった。
そして私たちは、移住した。
その当時、人が住んでいなかったムー大陸に。
しばらくは平和が続いた…
当時は、言語は全て統一されていた。
けど、それもまた長く続かなかった…
資源を目当てに、周囲から攻めてきた。
それだけじゃない…トゥルー様まで殺した。
死の間際に
聖痕は1人7つずつ、13人に分けられた。
要するに、91個も魂のカケラまで与えた。
ノアメモリーとして、後世にまで残し、守り抜くために。
つまり…
今あるのは左手の甲に宿る、17個のみ。
元来始祖神は、3つの力を有していた。
『力』…神としての力を用いるもの。
後にハートを作った後、同様に作っていき、カケラとして全てばら撒き、争いを激化させる発端となる。
『身体』…神の力に唯一対抗できる身体。
後に僕らノアへ、魂の力の一部を共に、各々に合った形で渡す。
『魂』…自然を感じ、目に見えないものを読み取り、自在に使役する力を有する魂。
霊とも話せるし、他人に適合しているイノセンスを強制的に発動でき
ノアとしての力やイノセンスの力を増幅させたり、自然の力も使える。
まさか…
恵土の力が、ノアと魂の力だったなんてね(微笑」
そう、ひとり物思いに吹けながら呟く中…
近付ていくる存在を、僕は感じた。
ロード「!(ピクッ!)
そろそろ、だね」にこっ
千年公「頷)ええ。
やっと、願いが叶います^^(にいい)
あの人を、堂々と取り返せる悲願が!」ばっ!!
そう千年公が両手を広げる中
瓦礫の中から、ティッキーが現れた。
恵土を抱き締めることで共に透過して、最短ルートで来たらしい。