第20章 終焉
アレン「!
神田!一人でどこ行くつもりですか!?」
神田「決まってんだろ。
あいつを探しに行く!」
アレン「当てもなく走り回っても意味ないでしょ!;」
リナリー「あてならあるわよ?」
アレン「そうですよ!
ないんだから地道に一緒に探すなり高い所に上るなり!
…って
あるんですか!?;」驚
リナリー「ええ。
このバリアー、恵土ちゃんから離れると眩しさがほんの僅かだけど弱まるの。
効力は変わらないんだけどね」
ラビ「便利だなあ。
俺等の中じゃ一番眩しいのはアレンの方だから…
アレンの方向に走ってきゃいいんじゃね?」
神田「よし行くぞ」
アレン「逆方向に歩いてた人が先導しないで下さい!」
神田「うるせえ、邪魔すんな!」
ぎゃいぎゃいと互いを押し合いながら進んでいく中
ラビ「って置いてくなよ二人共!;」
リナリー「待って!
それよりもちゃんと光の強弱を見て!」
ラビ「ツッコミどころそこ!?;
『喧嘩してる場合じゃないでしょ!?』って怒るとこじゃなく!?;」
リナリー「いつものことじゃない。
一々ツッコんでいったらきりないわよ」←諦めた
ラビ「あきらめた!?・・;」
などと話し合いながら、騒がしく進んでいった。
同じく、エクソシストの中でも
光の強弱の件を知っているものは多かったため
自ずと誰もが、恵土のいる場所へと歩いていき
最終的に、エクソシストが全員一か所へ集まる形となった。
それが…
「伯爵に仕組まれていた」とは、思いもしないまま……