第20章 終焉
一人千年公の所まで歩きながら、ティキ・ミックが思うのは…?
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やっとだ…
『ごめんね…』
俺の頬に手を当てながら涙を浮かべる
死に際の時のトゥルーの顔が、脳裏に浮かぶ。
やっと…会えた(ぎゅ)
『ずっと…待ってるね。
また、会える日までずっと』涙
あの日、あの言葉(ずっと探し続けるという約束)に
返してくれた言葉がよぎる。
心底嬉しそうに、満面の笑みを浮かべながら涙と共に放たれた言葉が…
もう…
二度と、あんな思いはさせない!
お前と、離れたくはない…!(ぎゅうっ!)
その想いと共に、強く抱き締めると…
僅かに、息苦しそうに動いた。
それに、その腕の力を緩め
ティキ「…ごめん」苦笑
そっとその頭を優しく撫でながら
苦笑交じりに小さな声で謝り、抱き直しながら再び歩み出した。
その頃、アレンたちは…
アレン「っていうか、この光のバリアーみたいなものって;
いつになったら解けるんでしょうか?;」
ラビ「あー。
前にやられたことあったけど、面と向かって解除ってやらなきゃ消えなかったぜ?
でもあったらあったで便利なんだ。怪我を絶対させねえもんだし」にかっ
アレン「ということは…
本人は無事なんですね」ほっ←安堵
神田「勝手に安心してんじゃねえ。
消えた時は、あいつが死んだ時だと思え」
リナリー「そういうこと言わないの!縁起でもないわよ!」ぷんぷん
もお!と両手を腰に当てて怒るリナリーに
神田は一つ舌打ちをすると、そっぽを向いて歩いて行こうとした。