第4章 出会い【ユウ】
戦争勃発から数分後
マリが止めに入って(俺を羽交い絞めにして)
ティエドール元帥がなだめて、謝られた。
が…
神田「…」イライラ
怒りってのは簡単に収まるようなもんじゃない。
恵土「そんなに怒んないでよユウ~;
腕組みしながら不機嫌な顔して」
神田「同じ男のくせに」ふいっ
恵土「はい!?;
私は女だ!!;」
神田「は!?・・;
初耳だっての!!;」
恵土「こんにゃろおおおお!!!・・(くわっ!!」
神田「!?;」
どっごぉん!!!
神田「何で俺が殴られなきゃいけねえんだ;」ひりひり
恵土「そっちだって殴ってきたじゃん」
神田「勝手に急速に治っていってただろうが」同じく治った
恵土「うっ;」ぐさっ
なんだその顔;
事実だろうが。
傷付いたような顔すんな。
恵土「ずううん)…
私、普通の人間と違うんだよねえ;」
神田「!…(もしかして…)
俺と、同じ?」
恵土「へ?」
神田「…セカンド」
恵土「?セカンドじゃないよ。
実験体ではあったけど」
神田「……お前の馬鹿力もか?」
恵土「?
イノセンスを体内に入れられてから」
神田「は!?」
恵土「それより店長目を回してるけど大丈夫かな?;
お詫びに10個ぐらい買ってこよ!」
そう言いながら、ベンチから立って走っていった。
気になることを言うだけ言って…;
神田『何なんだ?あいつ…
俺がセカンドってことは……
ファースト(実験体)?』
そう思い悩む中
あいつは変わらず
店長と笑い合いながら、団子ってのを買っていた。