第20章 終焉
千年公「…そうですね。
襲撃の時のLevel.4は恵土をさらおうとしてくれましたが
結果的には無理でしたし…
なんにせよ、始祖神の身体が一部とはいえ元に戻った。
力は既に、一部とはいえ3つほど恵土の中にある。
魂は全く失わぬまま、恵土の中に…
もう始祖神として、活動できるぐらいにはもうなっているでしょう。
ラースラの覚醒が進むにつれ、自我が崩壊してしまい
より危険な状態になります。
このまま放っておけば
ノアの証、聖痕が出るまでに感付かれてゲームオーバー。
彼女が捕まり、幼少の時のように捕らわれ続ける。
それだけは避けなくては」
ロード「やっぱ決行は確定事項だよねえ~」
ティキ「今日にしない?」
千年公「流石に全員を集めるのは時間がかかりますので。
というか、ワイズリーまだ目覚めていませんしねえ」
ティキ「わい?」
ロード「智のノアだよ。
まだ復活できてないっぽい」
ティキ「ここに居る連中だけでいいだろ」
ロード「ティッキー乱暴ー。
下準備ぐらいしようよ。ピクニックみたいなもんなんだし」
ティキ「大勢になればなるほど見つかりやすくなるだろ!;」
ロード「わざわざ隠密で行くよりかはぶっ壊した方が早くない?
どうせ引っ越すらしいんだから、別に問題なんてないじゃん」
ティキ「そうだとして、陽動係とかなんだとか色々と必要になってくんだろ!;」
ぱぁん!!!
?
何で千年公、手拍子してんの?;
突如として千年公がした行動に
俺とロードの喧騒は、一時止まった。