第19章 お引っ越し
数分後…
リナリー「ともかく!
ここは病室なんだから騒がしくしちゃダメでしょ!!」
ぼこぼこにされた三人を前に、リナリーは仁王立ちしていた;
アレン「…すみません;」正座&たんこぶ
神田「ちっ…何で俺まで」正座&たんこぶ
ラビ「二人が主に騒がしくしてたんだろ;
何で俺まで巻き添え?;(ぐすん」正座&たんこぶ
アレン「あんたのせいでしょ、最初から」じろっ(神田睨)
神田「モヤシのせいだ」
アレン「バ神田のせいです」
リナリー「二人共?
たんこぶ増やしたい?^^」にっこり&拳握
アレン/神田『…すみません;/…;』
二人共視線を足元に逸らして、たらたらと汗を流していた。
まあ…
リナリーのげんこつの凄さは解ってるし、煙出てるから;
リナリー「…そうね。
恵土ちゃんと仲良くなったきっかけは…
いつも気にかけてくれてたから、かな?」にっこり
ラビ「え?そんだけ?」
アレン「インパクトのあるような出来事ってありませんでしたか?
出会って一緒に過ごしたのたった数か月の僕でも
その話題には事欠きませんけど」
ラビ「アハハ。言えてる^^♪」
リナリー「私が…笑えるようになったのは…
あの人のおかげなの。
いつも笑ってて
笑いかけてくれて…
最初はおかしくて、笑っていただけだった。
でも…
いつの間にか
『本当に楽しい』って、思えるようになったの」
そう、恵土に愛おし気な眼を向けながら
優しく微笑みながら、リナリーは語り出した。