第19章 お引っ越し
気(エネルギー)の運用法・まとめ
その1:体内制御
全力で外へ気を放出しながら、なおかつ外への放出を完全に押さえることで「体内を気で満たす」
次は「それ(気)をどこの部位に集めて、どの機能を向上させるか」を完璧に制御することが目的。
体内には臓器などの障害物があり、それを壊してはいけないため
体外に出してから集中するよりも遥かに難しい。
(体外だと抵抗は空気となるが、体内だと臓器などが抵抗物となるため。
そのため、体内の場合だと
透過するように質を変えなければいけないので、大変注意が必要。
もしも間違えれば自殺行為)
体内での流れを完全に調節して、体外への分散を皆無に押さえ込めるようになることで
より気の消耗を防げると同時に、必要な部位に集中する余裕が生まれ
より動きを早める(神経)だけでなく、力も上げられ(筋肉)
丈夫にすることもできる(表皮、骨、臓器)。
(幼少より、大人より力がある神田に勝てていたのもそのおかげ。
毒が効かないのも上記の理由(肝臓に気を集中して機能を高め、解毒処理を早める&強める)である)
殴る時、蹴る時
同時に相手に当たる部分にも集中させることで
最速最大の威力で殴ったことによる痛みや反動を防ぐことも可能。
攻撃が当たった瞬間、気を送り込み
相手の体内の「気の流れ」を荒れ狂わせることで
傷付けずに、強制的に意識をなくさせることも可能。
内気功、外気功、軟気功、硬気功の威力も高められる。
(先程(354ページ参照)の「焔、灰燼」は
周囲にある熱エネルギーなどを、体内へと取り込み
自身の気へと変換する事象(技)の類を表す。
あまりにも周囲に存在する気のエネルギーがでかすぎるため
それを取り込んだ結果、あまりにも濃密になってしまい
集約させるだけでも空間にも影響を及ぼし
世界そのものを壊しかねないため制御が大変なのが玉に瑕)
意識と同時に、動きについていくように気が集まるのではなく
意識せずとも動こうとした瞬間に、自然についてくる形になると○