第19章 お引っ越し
その2:体外制御
気を小さな球状にして、体から離し
その分散方向が、中心部にのみベクトルを向け続けるよう一点集中させる。
(これによって
気の周囲への「分散(再び集約して再利用できない)」は皆無となる)
次にそれを投げるのではなく
極細針穴レベルの一点のみからレーザーのように放出。
(普通に撃つだけなら風を起こすぐらいの量でも
この方法でやれば、濃縮すればするほど一瞬で出るだけでなく
威力までもが核爆発並へと進化する。
それにより気を温存できる)
例えば左手の甲から一点放出し
放出した気もまた、放出された部位へベクトルを向けて
1のように「気の流れ」を分散させず、均等に押し合うように意識することで纏い続けることができ
防具にもなる。
それと同時に、1の体内制御による高速移動を併用することで最速で迎え撃てる。
すぐ近くに放出して固め、それを足場や支えにすることも可能。
(空中などの身動きがとれない場合にも有用)
その3:空間把握
体内や体外の気のばらつきを完全になくすだけでなく
常に周囲へ気を透過させながら放出することで、見えない部位まで何があるか把握することが目的。
(分散は全くさせずに、いつでも集約して再利用できるようにする)
どの部位でも均等かつ一瞬で出せるようになることで
体外に透過させるように放出しながら
(ラストルの地面からの攻撃でも対応できたのはそのためである)
「2と同じ手法で集中させた気」を見えないよう放置し
ある地点から動かないように設置
そこに追い込んで自爆させるといった戦闘法も使う。
(ラストルやリナリーが、空間ごと空中で捕らえたのもそれ)
気(エネルギー)の運用法・まとめ
これにて了