第19章 お引っ越し
アレン「すみません、僕が不甲斐ないばかりに;」しゅんっ
恵土「お前は悪くない。
悪いのは仕事サボるために残業量産してる
&ろくでもない発明しかしてこなかった「コムイ」だろ」
ラビ「うわあ…;
(恵土みたいなタイプに
ここまではっきり言われるとグサッてくるだろうな;
まあ否定しないけど」恵土と同意見
神田「その通りだな」きっぱり
アレン「ありがとうございます(ぺこり)
ホームのこと…お願い、しますね」しどろもどろ
恵土「ああ!^^」
最後にそう笑ってから、恵土さんは僕らを送り出してくれた。
僕がいたんじゃ足手纏いだって、はっきりとは言わなかった。
きっと…
僕を気遣ってのことだろう。
僕がいたんじゃ
Level.4との戦闘の時と同じで、集中できない。
実際会話しようとして、攻撃を受けていた(259ページ参照)。
きっとまた、同じように受けてしまう可能性が高いって解ってるんだ。
それに…
始まりの魂。
恵土さんの意識が戻らない中、探していたけれど見つからなかった。
ブックマンもラビも、知らないようで…
一体、何だったんだろう。
あの歌も、彼女が知っていた。
誰も知らないはずの、優しい歌。
ピアノを弾きながら歌うそれが、なぜか髪の長い女性とダブって…
愛しい感情が溢れて、張り裂けそうになった。
この感情が何か知らない。
この記憶も、心も…
一体なんで、こんなに鮮明なのかもわからない。
知らない何かがあることに、気持ち悪かったはずなのに…
彼女のことだけは、全く気持ち悪くなかった。
一体、何なんだろう?
そう、未だに残る謎に対して思いながら
僕は二人と一緒に
アジア支部長の所へ緊急要請をしに走っていった。