第19章 お引っ越し
何故、あの時に道が荷物で散らかっていたのか
それは、今から2日前
『本部移転』の通達がやってきたからに他ならない。
ルル=ベルの襲撃で、中央庁の議会は
百年使ってきたこの城の廃棄を決めたらしい。
おまけに、団服を新しくするとのことで
団服の採寸は
リナリーと婦長が協力してやってくれたらしい。
ってなわけで、午前2時半…
恵土「?なんか騒がしい」
真っ暗な病室で、私は目を覚ました。
おっかしいな。
ユウが起こしに来るはずなのに…
そう思って起き上がろうとすると
ばぁん!!
ばたん!
アレン「ちょっと静かに開けて下さいよ;」
ラビ「しょーがねえだろ;こぇえし!;」
神田「ったく。何でんなことに」ぶつぶつ
恵土「?」
その時、ゆらりと起きてみた。
『!!!!』ぎょっ!!
そんな驚かれても困るんだけど…まあいっか。
遅れてきたお詫びに付き合ってもらうぜ!(にやり)
恵土「ぐるるるるる・・」
吸血鬼の真似、どうだ!
アレン「ま、まさか恵土さんまで!?;(真っ青」たじっ
ラビ「よりによって頼みの綱が!!;(滝汗&青ざめ」だらだら
神田「婦長がやられてんだ。
寝ている間にやられてたっておかしくねえ!」戦闘態勢
そう、声から判断していたわけだが…
後に、ちゃんと隙間明かりから三人の姿が見えたわけで……
恵土「!
ユウ可愛いいいいいいいい!!!^^//」だきっ!!すりすり
神田「あ゛!!?・・」
幼い頃のユウがいて、抱き締めてから頬ずりしまくっていた。
ラビ「へ?」
アレン「え?」
唖然とというか、ぽかーんとする二人もまた変わっていた。