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第0使徒【D.Gray-man】

第4章 出会い【ユウ】




神田「……


なんか、ごめん。

そんな事まで話させる気はなかった」


恵土「気にしなくていいよ」

神田「!!」


そう呟いた途端

ユウは驚いたみたいで、俯いてた顔をあげて私を見てきた。



恵土「もう終わったことだし、いくら嘆いたって帰ってこないし?」

後ろ頭で両手組みながらそう言うと

ますますきょとんと、目を見開いていて…



恵土「それよりも今生きなきゃ!


そうでなきゃ、何のために…

今ここに居るのか、解らなくなるから。



だから…生きる。



ユウに何があったのかも

何に巻き込まれたのかも、私は全く知らされてないけど…


今ここにある命、大事にしないと損だよ?ユウ(微笑」


そう微笑みかけながら

左胸に、私の左拳で軽くついた。



神田「……

何で、そんなに似てんだよ」

恵土「へ?」きょとん



神田「あいつも、生きてたらきっと…

同じことを言う)


…アルマに…

何で、似てんだよ(ぎり」


歯ぎしりしながら、震えていた。

目に涙を浮かべて…



恵土「え!?;

どしたの一体!;」

神田「…声まで似やがって」


恵土「い!?;私のせい!?;

私のせいで嫌な思いさせてる!?;」あわあわ

神田「そっくり過ぎんだよ反応まで!!;」涙目

恵土「ええええ!!??;」
ぐいっ!!

んな胸ぐら掴まれても反応に困る!!;



神田「っ…

ちくしょお…


こんな時まで、何で…っ!」


両目に涙をにじませながら叫ぶ声は…


どことなく悲痛で……



痛々しくて、いてもたってもいられなくなった。


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