第4章 出会い【ユウ】
ユウ「離せバカ!!;」
恵土「やだあああ^^♪(すりすり」
フロワ「二度頷く)うんうん^^
感情を自然に
素直に出せるようになったね、けーちゃん♪」
マリ「そうですね(微笑」
その二人を微笑ましく見守るティエドール元帥と
その声を聴いて、楽しそうだと見守るマリだったが…
恵土「?あれ?
名字はないの?
いいの考えたげようか!」
ユウ「要らねえ」つーん
恵土「ん~と」
ユウ「人の話聞けよ!;」
恵土「生まれた場所である“御戸代の世界”という場所が
神様の田んぼという意味だから…
うん!
神田ユウ!」
フロワ「国籍は日本でいいよね?」
恵土「うん。
私日本街の育ちだから解る。教えるよ!^^」
神田「要らねえつってんだろうが…」
恵土「別にいいじゃん。
誰がつけても同じだろうし、大したもんじゃないでしょ?」
神田「だったらてめえの名字は何なんだよ」
恵土「田中;いたって平凡;(ずううん」
神田「……でも、父親や母親ってのはいたんだろ?」
恵土「頷く)うん。
いたけど、教団に殺された」
神田「は!?」
恵土「…(俯く)
危機的状況にして、力を発動させようとしたんだと…(溜息)
大切なもんは、全部奪われた。
居場所も、家も、拠り所も…
んでもって、教団に縛られた」
神田「…」
恵土「でも、今はティエドール元帥がいるし?^^
クロスだっているし
ラウともクラウド元帥ともたまに会えてるし…
もう、家族みたいなものになっちゃったから^^;」
神田「…」
恵土「なんか話そうよ!!;
さっきから話してんの私だけじゃん!;」