第18章 真実【トゥルー】
ジョイド「あ、知ってるのはさっき見たから。
知ろうと思えば知れるもんなんだな。夢の中じゃ無敵か?」
恵土「マジで?;」
ジョイド「ああ。
まあ、それは置いといて…
さっき言った行動の理由
相手にこれ以上、負担や嫌な思いさせないためなんだろ?」
恵土「!!」
ジョイド「その顔は図星だな(にや)
(やっぱりなあ。
トゥルーも、同じ理由で必要以上に関わろうとしなかったんだよなあ。
なっつかし~^^♪)
孤児で流れもんの俺たちも、同じような目に遭った。
理不尽嘆くよりは、一緒に楽しもうぜ的な感じで自由気ままにな。
まあ、聴く限りじゃ楽しそうだが…
「されてきた側」としては、ちゃんと解るだろ?」
恵土「…うん。
『お前なんか、死ね』って。
『存在感あるだけのクズ』だってさ^^;
だから…
『迷惑じゃないかな?』って…
いっつも気にして生きてきた。
でも…
気にし過ぎだって、指摘してくれる人が現れて
少しぐらいは割り切れるようにはなったんだよ?
でもね……」
ジョイド「ああ。
肝心なことは話せなかった」
恵土「うん^^;たははっ」苦笑
ジョイド「お前は一人だった。
だから強くなろうと、必死に頑張った。
誰かに負担をかけないように、迷惑をかけないように。
そのおかげで強くなったし
自分一人でも大丈夫なように、しっかりもした。
だけど、ちょっと抜けてる所は相変わらずだな;」たらっ
恵土「そこまで読み取られると恥ずかしいや^^//;」
本当に読み取れていると、確信した。
だって…
そのことは、誰にも話してないことだから……