第4章 出会い【ユウ】
私は元帥になった!
実力を証明したことで、金色の装束も着れるようになった!
のだが…
一人の少年が、涙を流しているのを見て
固まっていた;
それから…
澄んだ青空とは対照的に
少し曇った表情で、私たちに歩み寄ってきた。
マリと同じ隊=
ティエドール部隊に入るつもりなんだろうことは明白で…
恵土「えっと…
始めまして。
ティエドール部隊の、恵土です」おずおず
そう言いながら手を伸ばすと…
名は名乗らずに……
一応握り返された。
「……」←ユウと名乗るのが複雑。
フロワ「ユウというんだ。よろしくね」
その両肩に両手を置きながら
にこやかに言うティエドール元帥とは対照的に
ユウの顔は曇っていたわけで…;
恵土「えっと…
よろしくね^^
ユウ…(はっ!」
その時、気付いた。
男!?女!?
どっち!!??;
恵土「じーーーーーーー)…」
ユウ「?」
恵土「ちゃん?」
ユウ「殺すぞ(イラッ」
年が近く見えたからか、凄いことを言われてしまった;
恵土「ずうううん)…ごめんなさい;」しょぼおおん
両膝を抱え込んだまま沈み込んでしまった;←要するに撃沈
ユウ「…別に…いい(ふいっ)
(悪気があったわけじゃないっぽいし…」
恵土「ぱあああ)…」キラキラ
ユウ「!!(ぎょっ!!」
恵土「ありがとう!ユウううう!!^^」
だきぃっ!!
嬉しさも相まって
私は、思いっきりユウに抱き着いた。