第18章 真実【トゥルー】
どっくん!!
恵土「っ…;
ジョイ、ド…」
在りし日の出来事…
まだ生きていた時の、トゥルーとしての
想い出……
恵土「やっと、会えた」
ずっと、見てた。
魂だった時
この世に生まれる前から
ずっと、探し続けるジョイドを。
自分以外とは、結ばれようともしない姿も…
恵土「っ(涙目」つー
頬を、温かいものが伝った。
あなたと、一緒に居たかった。
もっと…
あなたたちと、一緒に……
あなたがいれば
あなたたちが居ればっ…
それだけで、何もいらない。
けれど…
ジョイド「お前が居なきゃ、何の意味もねえだろ!!!!」
涙と共に叫ぶ
ジョイド「その能力を見て
びっくりしたり
笑う「お前」を見たかったんだよ!!!」
涙ながらに叫ぶジョイドが、蘇った。
私の身体が死後、光となって…
13に分かれた。
そして…
私が選んだ家族…
「使徒」、ノアの下へと光が入り込んだ。
イノセンスを壊せる力は、生前に与えた。
でも…
ノアとしての力を与えたのが、その時だった。
死んだ後
その骸を囲んだ時、発動するようにしていた。
自身の「神としての身体」を媒体に
ノアとしての身体と、力を与えるように……
ジョイド「7000年も、待たせやがって;
ずっと…待ってたんだぞ。
勝手に死にやがって;このバカ野郎!!;」
そう涙ながらに、ジョイドが私を抱き締めてきた。
アジア支部へ向かう時
やっと再会したジョイドの温もりが私を包んだ。