第18章 真実【トゥルー】
恵土「…
タップ…幸せだって言ってくれた。
少しだけでも生きれて…
みんなと一緒に笑えて、良かったって……
っ…;(ぎゅっ)
それは…こっちの台詞だ。バカ野郎;」
拳を握り締めながら、言葉を返した。
思わず涙ぐんだ。
その中
散りゆく花火の輝きは、銀河と重なって見えた。
でも…
幸せだったことは、同じだったんだ。
それから、再び私は病室に戻って寝ることになった…
が
あれ?;
何で…
丘の上に居るんだ?;
太陽がさんさんと照らす青空の下
風が穏やかに
自身に向けて、包み込むように吹いてきた。
見渡す一面草原で
丘の一番上に、大きな木が生えていて
私は
その根元に背を預けたまま、横になっていた。
ジョイド「待てっておい!!;」
ラースラ「ジョイドのビリー!^^」
トゥルー「ジョイドのおごりね~!^^」手を振る
ジョイド「だから待てって言ってんだろ!!;」
きゃっきゃっとはしゃぐような声と共に
たったっと走る男の子と、髪の毛の長い女性が見えた。
その二人を
冷や汗交じりに追いかけて走る、男の人を見た瞬間
恵土「!!」ぞわっ!!
『ずっと、探し続けるよ…』微笑
その声(204ページ参照)が、フラッシュバックした。
と同時に…
恵土「…あっ;」
途方もない感情が溢れてきて、涙で視界がかすんだ。
『何度生まれ変わっても
お前が生まれてくるのを、この世でまた会えるその日まで…
ずっと、探し続ける。
そして…
会った時は、また…一緒に過ごそう。
たとえ…どんなことがあったとしても^^』涙
あなたに、会いたい
ジョイド――
その気持ちで、いっぱいになった。