第17章 誕生日パーティー
ラビ「あははっ^^;わりぃ;」
アレン「すみません(しゅんっ)
おいしいもので;つい;」
肩を残念そうに下げてんじゃねえ;
ラビ「ただ、やっぱ科学班は半数死んだし
その他の班も含めて被害が大きいことは変わらなかった。
建物も直しちゃくれたけど…
やっぱ、少しぐらいは自分ってもんを大切にして欲しいよな」
リナリー「そうね」こっくり(深々と頷く)
神田「今に始まったことじゃねえがな」淡々&溜息
アレン「小さい頃からそうだったんですか?;」
ラビ「ああ;
特にユウは付き合い長いから。8年も」
神田「一々うるせえ」
まあ…
死人が沢山出たことで
本部は基本、機能を失ったかのように静かになった。
うるさいのが好きというわけではないが
隣にあいつ(恵土)がいないと、変わってくるな。やっぱり…
傍にいるだけで…
どこか、安心したのに。
なあ…
お前もそうだったんじゃねえのか?
恵土。
なら…
あんな風に、ないがしろにしてまで救おうとしてんじゃねえよ。
自分を殺してでも、犠牲にしてでも救おうとするな。
そんなことをしても…
誰も救われねえ。
それは…
両親に庇われて生かされた「お前」が、一番解ってるはずだろうが。
きっと…
そう考えていることも伝わっていそうな気がして……
『少しでもいい。
自分を大事にして欲しい』
そう、強く念じた。