第17章 誕生日パーティー
そんな穏やかな思いの中で…
水中から、天に昇るそれを見ていると
神田「?(泥?」ちらっ
泥が僅かに浮き上がり、拡がってきた。
そう思いながら、隣を見ると…
恵土「がばごぼがべごべええええ!!!!・・」
神田「ぶはあああ!!!」←吹いた&空気が全て抜けた
当の本人は
両手足をこれでもかと言わんがばかりにバタバタさせていた。
神田「げほっごほっ!
ぷっ…くっ」ぷるぷる
息が続かなくなった俺は、ほとりにしがみつき
恵土「ごぼ)?」ぷかあ
神田「はっはっはっはっはっ!!!!^^」
こいつを見た瞬間、
当時のあまりにもバカげた光景に、笑いが止まらなくなった。
恵土「!何で笑ってんの!?;」
神田「静かに見てる横でタコ踊りしてどうすんだ。
タコ料理にして食っちまうぞ(にやにや」
恵土「はい!!??・・;
だって浮かばないためにはそうするしかないじゃん!;
そのために必死だったんだから!!」←本気
神田「ぶっww
お前…
泥の底に、棒があるの知ってるだろ。狸防犯用の」ぶくくく
恵土「え?…
あー!!!!・・;」←忘れてた
神田「はっはっはっはっ!!!^^」←もう限界
恵土「笑うなああああ!!//;」がうっ!←恥ずかしい
それから、一緒に教団に戻る中ずっと…
恵土「誰にも言わないでよ!?;絶対だよ!!?;」そわそわ
神田「言わねえよ、心配しなくても」にやにや
恵土「今にも言いそうで不安なんだよおおおお;」
神田「うるせえ」
ぎゃいぎゃいと不安そうに纏わりついてきやがった。
まあ、面白いからいいんだが(にやにや)
その日一日中
こいつの反応が面白くて、笑い通しだったのを今も憶えてる。