第15章 襲撃
Level.4「じろっ)…」
ぞくうっ!!
恵土(やばい!!)
隙間からだったが、上空に居るそれと視線を重ねた途端
なぜか、嫌な予感が走った。
Level.4「そこにたくさんいますね」
フロワ「きっ…きさま…っ」
初めて見る「天使に近い形状のアクマ」が舞い降り
お父さんに目もくれず、拳を地面に振り下ろす直前
恵土「ぎり)
臨界点突破。
光と同化し、守り抜け!
ライトニング!!」
私がクロスを除いた元帥たちを護るのと
それは、ほぼ同時に起こった。
ごごごごごごごごごごごごごごごご
深紅に燃え上がる炎が
私たちがいた場所を飲み込んだ。
爆発に伴う炎が上がる一瞬前、白い光を展開させた。
こりゃ…
外で見てる人は、絶対死んだって思うだろうな;
恵土「ぜえ;セーフ;」
まず光を3人の元帥に届かせると同時に、光と同化させて
一瞬で抱擁ノ庭へ瞬間移動させた。
抱擁ノ庭が音まで拒絶してくれてたから助かったよ、マジで;
光は別だったから余計に助かった。
フロワ「ありがとう。助かったよ」
ソカロ「ん?クロスはどうした?」
恵土「知らない;
っていうより、まずは治療」
ぽおおお
そう言いながら、元帥たちの傷を治していると
クラウド「済まないね。
自分以外への治療は、大幅に力を使うのだろう?」
恵土「今は四の五の言ってる場合じゃないんで(ぜえ)
余力を尽くしても、足りないぐらいだ。あれは」
心配そうに見つめてくれるクラウド元帥に
息を絶え絶えにしながらでも、伝えた。