第15章 襲撃
小さな違和感を感じる中…
恵土(全員、傷は完治した。
あとは痛みをこれ以上感じさせないようにして
軟気功でエネルギーを送って、眠りにつかせるだけだ)
軟気功で、最後の一人にエネルギーを送り
痛みを無効化させ、眠りにつかせた。
恵土「あとは医療班にまわしたいけど
あの時の放送から避難でそれどころじゃないし。
(っていうか、参戦したかったなあ;
きっともう終わってる頃か;
できることをしなさいって意味で残らせたんだろうけれど;」←落ち込んでる
違うことを考えて
全員の分が終わったということを確認してから、外へ行こうとした。
その時
Level.4「きいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!」
恵土「…鳴き声?
くそっ。
ここからじゃよく聞こえない」
抱擁ノ庭の中で
微かに聞こえる音に耳をそばだてると、隙間が空き出した。
フロワ「くっ」
恵土「お父さん!?
(何で跪いて…」
フロワ「いかん…
めまいで、イノセンスとのシンクロが…っ」
隙間から見えたのは…
苦しそうに跪きながら、頭を押さえるお父さんだった。
恵土「!!
(何が起きてる!?)
外に出して!!」
フロワ「そこに…居なさい。
怪我人の、手当てをっ」
恵土「んなもんやってる場合か!
っていうより、ちゃんと全員治した!!
もう戦える!」
だんっ!!
そう枝を叩いた時、何かが下りてきた。