第3章 出会い【元帥】
目が覚めると…
そこは、船の上でした。
どうやら、眠っている間に連れ去られたようだということだけは
寝ぼけた頭でもわかった;
恵土「…何でそうなってんの?;」
目に映ったのは…
見渡す限りの、絶景な青空と
真っ青な海だった。
恵土(ここどこ!?;)たらーり
クロス「俺と一緒に行きたいって素直に言わねえから。
だ(すー」
隣でタバコをうまそうに吸ってるけど…
私、そのにおい嫌いなんだよなあ~;
恵土「じとー)…」
クロス「ん?どうした?
惚れたか?(にや」
恵土「いや全然(じと目」きっぱり
クロス「お前…
そんなんじゃ男に嫌われるぞ」
恵土「嫌われてたいよ、いつまでも」
両膝を抱えながら呟くと
クロス「あ゛?
結婚はどうするつもりだ?」
眉をひそめて、憮然と尋ねられた。
恵土「…
私さ。
高圧電流流されてる時、暴れまくろうとするのを押さえ込まれたんだ。
男たちに」
クロス「は?」
恵土「だからかな…
男が至近距離に近付くと殴りそうになる」
クロス「だから傷付けたくないってか?」
恵土「こく)…」
クロス「はーあ!
そんなんに左右されんな!もったいねえぞ」
恵土「…だって……
殴ってからじゃ、遅いし(ふいっ」
クロス「…」
恵土「…」
クロス「あほだろ、お前」
恵土「え!?;
いきなり何!?;」
クロス「…
そういうことは、失敗してから言え」ずいっ
恵土「!!??;」
クロス「フロワの時、平気だったろ」
恵土「いや、あれは…安心したっていうか…」
クロス「俺の時もだ」ずいずいっ
恵土「ちょっ;それ以上近付かれるのは;」じりっ
私とクロスの距離
僅か、10cm…;