第14章 束の間の平穏
恵土「けど…おかげで分かった。
14番目とは…
アダムの分身、もともと千年伯爵と一つだった存在。
千年伯爵と呼ばれるようになった後、現時点から言えば34年前に二人に分かれた。
それによって、色々と…)
ってえ?
アレン!!??;」
アレン「ほぇ?」だー
ぼとぼとぼとぼと
恵土「すんごい勢いで涙が滝のように!!??;」あわあわ
アレン「あ゛;なぜかどめられないんです;;ぐすっ」
恵土「い゛!!??・・;」
そう叫びながら、背中を何度もさすってくれた。
リンク「情報は取れました。
次に質問したいのですが」
アレン「ちょっとは関心示しましょうよこっちに!!;」ぐすっ
そう人差し指で差しながら怒ると、溜息が返ってきた;
恵土「よしよし^^;」
そう撫でてくる笑顔に、姿に…
髪の長い、美しい女性の笑顔と被った。
知ってる。のに知らない。
不思議な感覚に包まれながら、僕は……
溢れ出てくる感情のまま、その両腕の中に飛び込んだ。
ラビ「…なあ、ジジイ」
ブックマン「ん?」
ラビ「勝手についてきて良かったんさ?」
ブックマン「記録だ」
そのドアの外で聴いている人たちがいることを、僕らは知らない。
ラビ「…なんか、見ちゃいけないものを見てるような気がするんさ。
恵土…ノアと関わりがあるんじゃねえの?」
ブックマン「…可能性は否定できんが
それはウォーカーにも言えることじゃ」
ラビ「!!
アレンも、ノアと何かしらの関わりが?」
ブックマン「あくまで可能性じゃ。
…解っとるな?」じろっ
ラビ「わかってるって。
中立の立場でより正確な記録を取る。だろ?」
ブックマン「解っとるならいい」
そうして…
食堂に行く前、違う所へ少し寄った。