第12章 ノア
千年公「そして…
向かい合っただけで、人間かイノセンスかアクマかを見抜けます。
読み取れると言った方が正しいでしょうか。
隠そうとしたとしても、本質という名の『真実』を否応なく知られます。
本当に優しい人かどうかまでね…」
ティキ「…まるで、見透かされるみたいだな;」苦笑
ロード「感性が鋭いから」
千年公「まあ…
伝えられるのはこれぐらいですかねえ」
ティキ「…もしかして、まだあんの?;」
ロード「死んだ人と話せる。降霊できる。
火や雷とかのエネルギーまで創造しながら出して、武器とできる。
光を強めて、アクマを浄化できるって感じかなあ」
ティキ「メチャクチャあるじゃん;」
千年公「さてと!
ティキぽんもあともう少し頑張ってくださいね!!
恵土ちゃんはあと二つで終わりなんですから!//」ぽっ
ティキ「言いながら赤くなんなよ;
はあ;(溜息)
そうは言ってもなあ…;」
ロード「恵土のためだよ!
頑張って!!」
ティキ「…しょうがねえな」ぽりぽり
そう言われると、俺はなぜか
まんざらでもない気になって、もう少し頑張ろうと思えた。
きっと、それは…
7000年も待ち焦がれ続けていた、愛しい人と過ごせるという目標があったから。
そして
恵土のことを知っているエクソシストに会ったならば…
『そいつは、俺がもらい受ける』って、さらう公言しようとも思った。
あの日の約束を、果たすためにも……