第12章 ノア
ティキ「わかったわかった。
了解(微笑」ふー
降参とでもいうかのように、両手を上に挙げてから
俺は溜息交じりに言い出した。
ティキ「恵土を連れてくのは
それらが全部終わってからな?」
しゅぼっ←タバコに火をつける
ロード「うん。
ありがと、ティッキー(微笑)
…でも、タバコ臭い」
ティキ「不評なんだな、タバコ;」
ロード「もー。トゥルー様だって嫌がってたでしょ?
『煙を吸って生きるなんて!
百害あって一利なしよ!!』ぷんぷん
って」
ティキ「物まねうめえな;
いや;生きてるって実感がな;」
ロード「トゥルー様に会ったらすぐ教えてやろー」
ティキ「いっ!!;
それはちょっと待て!;流石にダメだ!!;」
ロード「んー。
あ。
じゃあ、未だにティッキーが童貞って所から?
恵土も処女だって読み取れたし」
ティキ「おい;本当に誰に教わった;」
千年公「はーい」挙手
ティキ「って千年公かよ!!;」
ロード「というのは置いといて。
行かなくていいの?」
ティキ「お前が止めたんだろうが!!;」
やいのやいのと盛り上がる中…
千年公「あ。ロード、ダメですよ。
肝心なことを伝えられてません」
ロード「え?何を?」
千年公「ティキぽん。
恵土、いえトゥルー様の能力ですがねえ。
『万物の創造』です。もちろんイノセンス以外のね。
イノセンスを体内に入れられても拒絶されず
触れた時に、発動しようとすれば発動できたのは
ひとえに、それを生み出した本人だったからです」
ティキ「なるほど。
だからあの時すり抜けられなかったのか…」
あの時、触れた。
すり抜けようとして、ぶつかった。
それがイノセンスを取り込んでいたわけで
既に、さっきロードが言っていた内
恵土は『神の力』『神の魂』を持っていて、それそのものが「この世の万物」じゃないから。