第12章 ノア
ティキ「そうだな…(ごしごし)
帰って、きたんだもんな。
いつだって、その気になればまた会える。
あの時とは、違う。
もう、帰ってきたんだ。
生きてるんだ、今もこの世界のどこかで」微笑
ロード「うん。
だから…その時は、言わないとね。
『おかえり』って^^」
ティキ「…ああ^^」
千年公「うんうん;;」
そう笑い合う中
千年公は、滝のように涙を流していた;
ロードの宿題をやりながら;
ロード「あー!
宿題濡らしちゃダメじゃん!!千年公!」ぷんぷん
千年公「あ!;すみません;」ぐすぐす
ティキ「っていうかお前がやれよ;」たら
そうして…
謎が解ってから
俺は再び、千年公に頼まれてた「遠く」へ足を伸ばすことにした。
何でこんなにも恋い焦がれていたのか
共に居たいのか、求めあい続けていたのか…
それが、よく解った。
互いに深い結びつきがあって
切っても切れず、まったく離れられないぐらいで…
ドキドキするような恋をして
ハチャメチャなぐらいに付き合って
最後には、結婚して…
子供を産んで
その子孫が、結果的に人類の祖先になって……
遠い時が過ぎながらも…
ずっと待っていた。
再び、会いまみえることを。
望み続けていた。
再び会って、触れて、互いを感じていられることを…
7000年も待たされたけど…
そのまた会えた『感動』も、そりゃひとしおなわけで……
また、いつか一緒に暮らせるかと思うと…
ティキ「さてと…頑張りますか^^//」
嬉しくて、仕方がなかった。
そうして、俺は歩み出した。
出発する前、ちょうど日の出と共に
千年公に頼んで、方舟で恵土と別れた所へ送ってもらい
未だに木の根元で眠っている恵土へ
しばしの別れの意味を込めて
トゥルーとよく別れ際にやっていた、キスをしてから…
再び、また共に過ごせることを願いながら――