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第0使徒【D.Gray-man】

第12章 ノア




ティキ「500年続いた平和…

幸せだった日々…


それらが壊されてから、今や7000年が過ぎていた。



千年伯爵は…


その名の通り、千年経ってから帰ってきた。



俺たち、ノアのもとに……」




ロード「うん。


そして…

逃げ場を失った僕等や動物は、千年公とトゥルー様が作った「方舟」に移動させられた。


怒り狂ったかのように、千年公は

ハートや他のイノセンスたちを相手に、暴れ抜いた。



で…

僕に、逃げるように叫んだんだ。


方舟の奏者となれたのは

それと、僕が千年公の長子だったのが要因かなあ。



それから…

千年公は、ハートに敗れた。


けど、ただじゃやられなかった。



本格的に殺そうとされた間際…

剣をムー大陸に突き立てて、痕跡も残さないように消滅させた。


凄まじい衝撃波を送られた地球は、地軸が傾いて

それこそ、ノアの大洪水と同じようになってしまった。



全てが濁流にまみれて、消えていった。


ただ…

イノセンスという存在だけは消えないままだったけどね。



先に攻めてきたのは、あっちの方だった。

奪ってきたのも、殺してきたのも、全て…


でも、都合のいいように書かれては消されていくんだよ。



安全になるまで、方舟に残された僕らは過ごした。


ロード『嫌だよ!!

お母さんに続いて、お父さんまでいなくなったら!!』

アダム『いきなさい!!

そして…生き延びよ!!


また再び、イノセンスと対峙することがあれば殺せ!!

俺は…こいつを、殺す!!!』


今でいう所の「千年公の皮」を被って、千年伯爵となって

僕らには目もくれず、強引にゲートを閉じられた」



その目には、今でもありありと残っていた。



ゲートを強引に閉じられ

それでも必死にあがいても、開かないまま…


泣き崩れるしかなかった、あの日々(暗黒の三日間)を……


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