第11章 出会い【ジョイド】
何度も何度も互いを求めるうち…
聞こえてきた声があった。
トゥルー『ずっと…忘れない。
憶えてるよ…ジョイド』微笑
トゥルー『あなたのことを、愛してる^^』
ジョイド『!!…//
俺も…お前のことを、愛してる』ぎゅう
何度も互いを必死に抱き締め合い、求め合い
何度も唇を重ね続けていた。
満面の笑みを向け合いながら…
それと同じことを
私たちは、何度も繰り返した。
その内、再び記憶にない出来事が脳裏に浮かんだ。
トゥルー『…ジョイド…』
ジョイド『死ぬな!!トゥルー!』
切羽詰まったような表情で、感情で叫んでいた。
解ってる、死ぬってことは。
それでも認めたくなかった。
愛する人が、死んでいくことを…
トゥルー『…大好き^^』
ジョイド『!!』
頬に触れていた手が、落ちていった。
両手で咄嗟に受け止めたそれは、二度と動くことはなかった。
ジョイド『っ…;
うあああああああっ!!!;』
咽び泣く中…
同じ家族、ノアが泣き崩れていた。
そして…
ノアが全員集まった直後
トゥルーの身体が光の粒となって消え
ノアの中へ入り、褐色の肌と金色の目を宿すようになった。
断片的な記憶…
でも、それらは……
数年などの記憶ではなし得ない感情があった。
ティキ「トゥルーっ」ぎゅう!
恵土「ジョイドっ;」ぎゅう!
互いに涙をこぼしながら、何度も求め合う。
草むらに押し倒され、それでも私は止まらず
止めることなどできず
抱き締めては、求め続けた。
ジョイドの唇を、愛情を…温もりを……