第11章 出会い【ジョイド】
そしてそれは…
相手も同じだったようで…;
ティキ「ドキドキ)//
(なんだ、この胸の高鳴りは…
戦いの時よりもひでえ。
でも…
何で……こんなにも、欲しく感じるんだ?」ちらっ
恵土「!//」
じーーーー
そう黙ったまま見つめ合う中…
互いに、何も言い出せずにいた。
見つめ合ったまま動けず、沈黙が続く中…
ティキ「一言何かいうだけで、何でこんなに緊張してんだ!;
ってあれ?
今気付いたけど、相手が着てるのって金の装束?
ってことは元帥?
いや…
いくらなんでも、こんなチビが…;)
163cm?」真正面に立って、手で確認する←188cm
恵土「そうだけど何か?;」むすっ←実際エクソシストの中で低いため不機嫌
ティキ「…なあ、お前って元帥?」
恵土「?そうだけど何?」
ティキ「こんな所に一人でいるとやられるぞ?
こんな感じにすり抜けて」
むにゅ(胸に当たる)
(後に本人曰く、心臓に触れようとしたらしい)
ティキ「…あれ?すり抜けられねえ;」
恵土「はっ)あ!無敵だからか!」ぽんっ←手を打つ
ティキ「絶対ちげえだろ!!;」←訝しげな表情
恵土「?…
ってあ!;
人の胸を触った!セクハラだ!!」
ティキ「なっ!!;
いや、それは触れようとして触れたわけじゃねえ!;」
恵土「裁判だ訴えてやるうう!!」
ティキ「タイム!!;
悪かったからやめてくれ!;
許してくれえええ!!」だあああ
恵土「待てえええ!!」だあああ
そう走って、追いかけていく中…
なぜか、不思議と笑えてきた。
昔にも、こんなことをしていた気がする。
あれ?
何で、そんなことわかるんだ?
私の記憶じゃない。
それは、私が味わったことじゃない。
経験したことでもない。
長年一緒に居る人にさえ、そんな思いは抱かないのに…
何で?
知って間もない人のことを、こんなにも…
愛おしいと思ってしまうのだろう。
欲しいと、もっと触れていたいと思ってしまうんだろう?
その問いの答えは、返っては来ない。
あるのはただ…
胸の奥で今もなお、膨れ上がる感情(愛おしい想い)のみ――