第10章 騒動
がしっ
そんな折
ユウが、ラビの槌を掴みながら私の肩を掴んできた。
神田「俺が支える」
アレン「抜け駆けしないで下さい!
神田なんかに任せたらいつ投げ出されるか解りませんよ!?」
神田「うるせえ。落ちたって早々死にやしねえよ」
アレン「は!!??
恵土さんは女性ですよ!?何考えてんですか!!
聞きました!?恵土さん!!
こんな人とは」振り返る
恵土「……(こおおおおお」
アレン「・・;」ぎょっ!!
怒った婦長並の、般若の形相になった私に対し…
アレンは固まった。
恵土「…口論?口喧嘩?
それとも…
じゃれ合い?・・(ゴゴゴゴゴ」ぎろり
周囲『じゃれ合いです;』きっぱり
その問いに返ってきた言葉は、まさに異口同音だった。
恵土「ならいいや^^」ぱっ
周囲『ほっ;』胸をなでおろす
瞬時にもとに戻った私に対し
周囲が安堵の息をついていたのは言うまでもない;
それから数十秒後…
ラビ「よっしゃ行くぞ!!
伸!」
恵土「突撃ー!!^^♪」
リナリー「きゃああ!!;」
しがみ付いてくるリナリー可愛い(にこにこ)
ばりぃん!!!!
どっごぉおおん!!!!
リーバー「室長おおおおお!!!!・・;」
コムイは、天井にめり込んだ。
ラビ「はー;危なかったさ;
恵土が咄嗟に窓ぶち割ってくれなかったらガラスで切ってた;」
その当時の状況↓
ラビ「やべえ!;」
アレン「え!?;どうしたんですか、ラビ!;」
ラビ「この勢いのまま突っ込んだら窓ガラス割れる!;
んでもって破片をもろにかぶる!:」
恵土「私に任せろ!!」ぽおおお
ばりぃん!!!!
どっごぉおおん!!!!
以下略
あとは普通にコムイを巻き込んだわけで…
伸の軌道上となる場所を、エネルギーを凝縮させて吹き飛ばした
↓
ガラスは一瞬で割れ、軌道上にあった天井の壁が一部ぶっ壊れた
↓
コムイの団服の襟が、ラビの槌の先っちょに引っかかった
↓
槌がそのまま伸び続け、天井を貫いた
↓
それに巻き込まれたコムイが天井にめり込んだ
そして…
手に持っていたコーヒーでおぼれていた;
(天井にめり込む直前まで、飲んでいた
=その体勢のまま天井にめり込んで身動きが取れなくなった;)