第10章 騒動
ぶくくくく
静かな湖の中、小さなあぶくがいくつも上がり…
しーん
そんな静寂が、あたりを包み込んだ。
リナリー「……;
神田…」
神田「?」腕組み、リナリーを見る
20秒ほどの沈黙の後、リナリーが口を開いた。
湖を覗き込みながら、心配そうに…
リナリー「…浮かんでこないんだけど、恵土ちゃん;」
神田「溺れたか」きっぱり
リナリー「ええ!?;」驚、神田を見る
ざばっ!!
がしっ!!
神田「何!?;」
恵土「ふっ。
仕返しだアア!!(キラーン!」ぐいっ!
神田「なっ!;」
どっぼぉん!!
湖の底に両足が着くまで潜った瞬間
全力で蹴り上げて跳び上がると同時に、ユウが見えた。
だからそれを抱き締めて、湖へダーイブ!!♪(にや)
どっぼぉおおおおん!!!!!!!!
その日、今までで見たことのない
とってもでかい水柱が、大きく上がったという…;