第9章 異変
リナリー「いい?
遠慮なんてしなくていいの。
それで後々壊れたり
ノイローゼになったりする方がよっぽど嫌なんだから」
神田「リナ…それはさっき言った」
リナリー「そうだけど…
恵土ちゃんのことだから絶対何度でも繰り返すだろうし。
人がいいというか、優し過ぎるから」ぷんぷん
恵土「あ~。
頬を膨らませてる所もかわいい^^//♪」
神田「てめえはてめえで愛で過ぎだ。気色わりい」
恵土「うん。今なら何言われてもいい^^」にこにこ
神田「変態か…;」
リナリー「ともかく!!
私は恵土ちゃんみたいに霊感なんて持ってないから
言われないと解らないの」
恵土「うんうん。だねえ」
リナリー「だから
想ったことも言っていいし、嫌だったこともちゃんと言って欲しい!
絶対、逃げないから!」きっぱり
恵土「真剣な表情もいい~^^//♪」
リナリー「真面目に聞いてる!?;」汗
神田「心配する必要はねえだろ。
こいつはリナ相手だといつもこうだ;」溜息
いつものやり取りである。
恵土「でもちゃんと言ってるよ?全部駄々漏れ」
神田「いつもだがな;」溜息
リナリー「それはそうだけど;
でもやっぱり必要でしょ?
嫌なことがあったら逃げ込める場所とか」
恵土「あー。長官が来た時の避難所ね」ちらっ
神田「俺を見るな;」
恵土「だってユウは何も聞かんから助かる」
リナリー「恵土ちゃんも恵土ちゃんよ;
自分から言いだそうとしない限り、聴こうとしないもの」
恵土「だって無理に聞き出したら逆に嫌な思いするだろうし
それが私にとっては嫌だから」きっぱり
そういうと…
『お人好しめ…;』
といった空気が流れた。
…何で?;←さっぱりわからない