第9章 異変
恵土「そんな夢を立て続けに、2月末からずっと見続けてて気が重くなって…」
神田「!誕生日の時もそうだったのか」←祝ってて気づかなかった人
恵土「うん。
何でだろう…
体が重くて、動かなくなってきた。
頭だって痛くなってきて、それが緊張型頭痛だとか。
あまり食べれなくなってきて、食欲もわかなくなってきて
ストレス性胃腸炎だかなんだか言われるし;」
リナリー「全部ストレスが要因なのね」
恵土「本当は…嫌なんだ。
助けたいんだ。見てるだけなんて嫌なんだ。
でも…
何も出来ないまま、苦しいまま時は過ぎていって……
終いには、あれとダブったんだ。
『お前が全ての元凶だ』って…
あの傷も、見ているだけで生々しく
ありありと伝わってくる!
あの感情と、その傷が…痛みが!;
張り裂けそうなぐらい、壊れそうな想いが!!;
それだけで一杯になって、覆いつくされていって!;
なのに何も出来なくて!;
大丈夫って言うしかなくって!!;
でも聞こえてなくて!;
伝わって欲しいのに、伝わんなくって!!;
それが尚更に辛いんだ。
同じなんだ。
小さい時、やめて欲しくてもやめられなかった!;
止まることはなかった!!;
苦しい辛い痛いやめて嫌だ!;
全部言った!!;何度も叫んだ!!;
それでも止まらなかった!!;
それでも…誰も、何も聞いてくれなかった!!!;;
気付けば痛み;どんな時でも痛み!!;
なのに;
なのに!!;
誰も…
誰も!!;;」ぼろぼろ
言っていて、訳が分からなくなった。
でも…
これだけは、はっきりと覚えてる。
『誰かに、助けて欲しかった』んだということだけは!!――