第7章 出会い【ロード】
恵土「…帰るよ。
ずっと泣きじゃくってて、ごめんね」
コムイ「ううん。
辛くなったら、いつでも言いにおいで?
こう見えて口堅いから!^^」
恵土「それだけが取り柄だから~^^♪」にやにや
コムイ「ひどい!!;」
恵土「冗談だよ^^」くすくす
コムイ「あっはっはっ。知ってる^^」にやにや
恵土「解ってて言ったでしょ?」
コムイ「うん^^
そうじゃなきゃ笑えないし」くすくす←流れ読んでた
そうして…
一つの謎を置いたまま
一人で、教団への帰途についた。
な~んか変な感覚だなあ。
自分の中に、得体のしれない誰かがいる感じ。
ってことはラースラって人も
ジョイドもロードも、今泣いてるってことか?;千年伯爵も;
まさか!
今泣いてる人たち、怪しいってことじゃ!!
そう思って、辺りを見渡すと…
「ぐすっ;えっぐ;」
嗚咽をあげながら
その場(機関車のホーム)に座り込んで、泣きじゃくるおじさんがいた…;
傍には幼い少女が…;
恵土「……;
(まさか、ね」
そう思いながら
横目に歩いて行くと、そこでは…
ロード「千年公、泣くのやめなよ」
伯爵「だって;だってええ;;;」えぐえぐ
ロード「恵土がトゥルーに目覚めたって言っても
今はまだ片りん程度なんだから。
途中で邪魔が入って止まっちゃったし」
伯爵「それでも嬉しいんですもんんんんん;;;」ずびいい;
ロード「鼻水汚いよお;もー!;」
ティキ「もう汽車出るぞ!早く来い!!」
その場に座り込んで泣きじゃくるおじさんを、慰める少女と
それらを機関車に乗ったまま、せかす男の人。
恵土「?(家族かなあ…」
そう思いながら
せかそうと叫んでる男の人を横目に、反対側の機関車に乗った。
そんな会話がされていたとは知らないまま
私は、ホーム(教団本部)へと帰っていった。